待機児童問題の原因と対策!保育士の現状や幼児虐待や死亡事故について

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こんにちは!chanです。

 

今日は、いつものふざけた話でなく
ちょっと真面目な話をしていきたいと思う。

 

 

 

最近、匿名で「保育園に落ちた!日本死ね!」
というブログが波紋を広げている。

 

この方のブログには保育園に落ちたこと対して
怒りをあらわにし、なんでもいいからもっと
保育園作れよ!と憤っているのである。

 

正直、この方だけではない。
子供を産んだはいいが、保育園に希望通り
入園することができずに、生活に困っている
人だっているはずだ。

 

少子化をどうにかしたいのであれば、
政府に文句を言い、任せるだけではなく
国民全体で考えなければならないと思う。

 

なぜなら、子供を育てるのは
政府だけでも、
母親だけでも、
父親だけでもないからだ。

 

その家庭、その地域、その県、この国全体で
育てていくべきだと思う。

 

なので、私も待機児童について
どうしたらいいか考えてみた。

 

私も数年保育園幼稚園で働かせてもらい、今では
アメリカに来て、保育についてや、アメリカの
子供の現状について学ばせてもらっている。

 

今回はこれらの経験を踏まえて、待機児童について
私の考えを述べさせてもらいたい。

 

 

待機児童

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待機児童が多いことは、保育士一同知っており、
心を痛めている内容だ。

 

毎年、面接を行い、入園児の発表の際には
胸をなでおろす者、
受かって当然だろうと帰っていく者、
泣く者、中には怒鳴り込んでくるものもいた。

 

受からなかった人の悲しみや怒りは、
身近に感じてきたし、私の家族も保育園に入れなかった。

 

年々増えてくる待機児童だが、保育園が少ないと
いう問題の解決のために、数年前からどんどん
保育園が建ってきている。

 

他にも色々な対策がとられているにも関わらず、
問題は解決の兆しを見せない。

 

 

原因は?

 

しかし、なぜ子供が少ない!少子化だ!
と問題になり、多くのお年寄りを、少ない若者が
背負う事になる“逆三角形”の図ができている
この日本で、待機児童がこんなに多くなったのだろうか?

 

昔は、専業主婦が当たり前の世界だった。

 

夫が外に働きに出かけ、妻はその夫を支えながら
献身的に家の事や夫の身の回りのことをしてきた。

 

私の祖母世代がまさにこれだ。

 

勿論、子供だって自分で育てることができたので
今よりも保育園は少なかったが、こんなに問題に
なることはなかった。

 

しかし、女子差別撤廃条約、男女雇用機会均等法、
育児休業制度等の理念や制度の普及により女も
積極的に働きに出るようになった。

 

さらに、今では夫だけの給料では生活できない
家庭も多くなり、保育園に預けなければならない
事態になっている。

 

つまり保育施設が増えているのに対し、待機児童が
減らない原因は、日本の一般家庭の環境の
変化からだろう。

 

そして、生きるために必死で「保育園を増やせ」
言う方が多くなり、政治を圧迫し始めた。

 

(圧迫されたか、焦ったかは分からないが
しっかり目を向け問題視している)

 

 

保育園増加のリスク

 

勿論、そんな民の声を無視するほど日本は腐っていない。

 

保育園を急激に増やしている事や、“認可”に
対して規定を低くしたり、幼稚園でも未満児を
預かるようにしたり、色々な対策をしている。

 

しかし、私はもっとお母様方に本質を見てほしい。

 

預けることができた、これで仕事に復帰できる。
仕事を辞めなくていい。生活できる。

 

確かにそうだ、間違いない。

 

保育士の先生でも出産するときは、
何とか他の保育園に預けられるように、面接を受け
それが無理だったら、祖父母に頼み込んで
見てもらわないといけなかったりする。

 

保育士が足りていないため、すぐに現場に
戻ってくるのだ。

 

(通常は自分の働いているところに、子供を預けられない)

 

とにかく預かって!!

 

そんな気持ちになることだろう。

 

しかし、その代償から目をそらしてはいけない。

 

保育園が多くなるにつれ、保育の質の低下、
未熟な保育士が昇格、それに伴い、事故の増加

 

保育園が急激に増え始めたころには、

 

「保育歴2年の保育士が園長になる」

 

というニュースも流れたっけ。

 

こんな中で、保育の質以前の問題なのは明白。
安心して預けられないし、子供の死亡事故だって
実際に起こっている。

 

なぜこのようなことになってしまうのだろうか。

 

 

家族のため、生きるために働いている両親のせい?

国民のために政策をとった政治家のせい?

子供を預かってくれない祖父母のせい?

精一杯子供に気を配ったが、守れなかった保育士のせい?

 

 

事故に関しては保育士が原因であり、
かけがえのない子供の命を、奪ってしまったのは
保育士の不注意から。

 

ここで、もう一度考えてもらいたい。

 

“預けるためだけの保育園”で本当にいいのだろうか。

 

人が保育所を求め、国がそれに答えるほど
保育の質は落ち、保育園はあるのに安心して
預けることができない。

 

保育士を信じられない。

 

そうなってしまうと、

 

なに、この傷?

なんで迎えに来た時泣いているの?

なんで保育園に行っているのにこんなことすらできないの?

なんで服をこんなに汚されるの?

 

普段なら寛容になれるところも、寛容になれず、
ちょっとしたことにも反応し、保育士に問い詰める。

 

だって、信用できない保育士なんて嫌いだから。
親と保育士がコミュニケーションをとれないと、
子どもの成長の妨げになる。

 

何をしても、最後に被害を受けるのは子どもだ。

 

かといって、人気の高い保育園は中々入園できない。

 

八方塞がりである。

 

 

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保育士の現状

 

今まで、保育士の事で悪く書いてきたが、
全ての保育士ではない。

 

親と先生、
人間同士の付き合いになるので、相性の良し悪しは
あるにしろ、すごく尊敬できる先生もいれば、
気配りレベルがすごい先生、新人で急成長する人だっている。

 

しかし、なぜ、保育の質が落ちているのかというと
保育園不足ではなく、保育士不足だからだ。

 

一人の保育士が保育できる子どもの人数は
決まっている。

 

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何のために決まっているかというと、
子ども一人ひとりが、のびのびと成長できる
環境のためと、事故が起こらないようにするため。

 

今、ほとんどの園がこれを守れていないのではないだろうか。

 

 

将来保育に携わりたい!

 

そんな夢や希望を持った人は大勢いる。
しかし、保育士になったはいいが、若いうちに
辞めてしまう人が多いのが現実。

 

入っては辞め、入っては辞め……。

 

なぜ続かないか、考えてみてほしい、

 

こども一人でも
反抗したり、大泣きしたり、かみついたり、
すぐに怪我したり、ご飯を食べなかったり、

 

育てることは、簡単なことではない。

 

それを、多くの子供たちを同時に見て、
ちゃんと育っているのだから保育士ってすごい。

 

しかも、しっかり一人ひとり見て、個性や癖を
把握し、それにあった声かけや、指導をしている。

 

保育園に子どもを通わせた方は、子どもの一日の
様子が書いてある、お便り帖のようなものや、
交換日誌のようなものをしていなかっただろうか?

 

あんなに詳しく書くのもしっかり見ていないと
書けないし、それをクラス全員分しているのだから
驚きだ。

 

それができるようになるには、
努力と、長い年月が必要なのだが、
耐えきれず辞める人は多い。

 

 

大体だが、理由はこんなものではないだろうか

 

1・保育士同士うまくいかない

ほとんど女の世界。イジメも結構ひどかったりする。

 

ここで書くと本当に長くなってしまうので
控えることにするが、ひどい光景を沢山見てきた。

 

周りでやめた人間に、今後どうするか聞くと、
「子どもと関わる仕事がしたいが、保育園では
働きたくない」

という人が多かった。

 

部下の教育ができないばかりでなく、
尊厳を傷つけ、存在を否定する人間が
保育士として働いていると思うと
ちょっと、ぞっとしてしまう。

 

そういう人は、自分に余裕がなく、
子どもに当たるように手を出していないか
心配になる。

 

実際、虐待の事件も多く報告されているし

 

保育士の数に対して、子どもが多すぎるため、
大人がイライラしているシーンはよく見ていた、
私のところでは大丈夫だったが、他のところは
どうだろうか……?

 

2・給料が低すぎる

子どもの命を預かり、のびのびとした成長のため
帰った後や、休みの日まで仕事をする園もある。

 

しかし、ここまでして月給15万に満たないこともあった。

 

これは結構いい方で、11、12万給料の園もあるという。

 

一人で暮らさなければいけなかった私には
これでも生活するだけで精一杯。

 

中には、掛け持ちで仕事をしていた保育士もいた。

 

私たちは、強い信念をもって保育しているが
これではやっていけないと思う人が多いのだろう。

 

これに関しては政府が対策を考えてくれているが
同じように、介護師も安月給の中重労働で
働いていると聞く。

 

保育士だけ、今すぐに手当や
残業代がちゃんと出るなどの対応が
されることは、ないだろうし、

 

これらがちゃんと解決するのは
まだ先のことになるだろう。

 

なぜなら、この問題は大きすぎるから。

 

少しずつでも、改善されている園が
あるようなので、長い目で
みていきたいと思う。

 

3・親との衝突

簡単に言うと、モンスターペアレントというやつだ。

 

これはもうどうしようもない。
解決策としては、両方きつい思いして、
子どものために頑張っているのだから

 

お互いが
「ありがとうございます」

 

と感謝の気持ちをもって
コミュニケーションをとってほしい。

 

子どもは両親も先生も大好き。
大好きな人たちが喧嘩するのは、みたくないでしょう?

 

大人の言い合いや陰口に、子どもが委縮する姿は
もう見たくないもの。

 

4・体力的にきつい

病気が尽きないのが保育士。

 

 

足腰を悪くしたり、子どものインフルや嘔吐下痢を
もらったり、膀胱炎になったり。

 

私も大人になってマイコプラズマに初めて
かかったし、声も出なくなったことがある。

 

まぁ、ある種の職業病だから仕方ないとしても、
年取ったときに続けられるかは不安なところである。

 

だから、年配の保育士の方は、それだけで尊敬している。

 

 

保育料や手当に関して

 

保育料が高い!手当が少なすぎる!
と聞き、あぁ、そうなんだ、と思ってきたが、
アメリカに来て、色々な国の人と話して、分かったことがある。

 

日本はすっごく恵まれてる!

 

私のホストファミリーの家では週に3回
保育園的なとこに通っている。

 

時間は9~12時、昼ご飯は家で食べる。

 

そして、春休み、冬休み、夏休みなんて
6月中旬から8月まで、2カ月くらいあって
園に行かない。

 

それで年96万だ、驚愕の事実だよ
高すぎる!

 

「そこは少し高めだからね~、良いところだし」

 

と言っていたが、明らかに日本の保育園の方が
しっかりした保育しているし、親に対しての
気配りもできているような気がする。

 

しかし、これは実際に働いたわけではないので
子どもの送り迎えした時や、先生と話してみて
思ったことにすぎないが。

 

子どものレベルも日本の方が高い。
3歳でこれもできないのか、と思う事があったりする。

 

しかし、その良し悪しは大きくなってみないと
分からないことではあるが。

 

とにかく、日本の保育力や気配りはどこに対しても
負けていないという事が言いたいのだ。

 

しかも、7~17時まで預かってくれて、
色々な経験を子どもにさせてくれて、
できることも増やしてくれて、
何より、親にまで気遣いしてくれる。

 

日本って、すごいや。

 

その質が落ちてきているのは
本当にもったいない。

 

新しい保育園では、新米保育士の上司も
まだ未熟なまま上司になった人……。

 

なんて状況もあるのだろう。

 

保育料を増やして、その分保育士の給料が
あがれば、保育士不足の解消に
少しは役立ち、保育園もさらに増えていく
と思うが……。

 

手当に関しては
地域によっては子どもの病院代を
無料にしてくれるところだってある。

 

児童手当はプラスαで考えるべきだと思う。
だって、

「少子化が問題だから子どもを産んでください」

と頼まれた訳ではなく、子どもは親が望んで
産んだ子なはず。

 

子育ては計画的に!ってよく聞くが、
その通りだと思う。

 

国は数千円でも援助はしているわけで、
それ以外にも見えないところで
一番お金のかかる病院代を無料にしてくれたり
保育料が安かったりしてくれている。
(高いという人もいるが、実際は金額以上の事を
しているし、本当に安くしてくれてる。)
生活が苦しいのも、仕事で色々あるのも分かるが、

 

「手当が少ないから生活できない!」

 

なんていうのは、少し違う気がする。
保育所も、今までさんざん話した通り、
入所できるか難しいのですから、
改善策をみんなで考えたらいいのではないだろうか。

 

 

待機児童の対策

 

まぁ、アメリカにも、またほかの国の人たちも
待機児童はいるらしいし、全日なんて高くて
預けられない。

 

そこでベビーシッターを雇うわけだ

 

保育所みたいに、大勢相手ではないので、その子の
成長にあった保育を考えられるし、丁寧な対応だって可能。

 

保育所みたいに先生が多くないので、大人同士が
コミュニケーションとるのもやりやすい。

 

さらに、保育園みたいに集団ではないので、
少しの熱で電話がかかってきて
会社を早退せずに済む。

 

本当に保育園に行けなくて困っているのであれば
保育園にこだわらず、他の方法でもいいと思う。

 

保育園では、もう働きたくないという人も、
ベビーシッターならしたいという人だっているはず。

 

保育園を増加、よりも他の方法に目を向けてもいいのではないだろうか。

 

なぜ、日本にはベビーシッターがあまりいないのだろう、

 

なぜ、ベビーシッターに頼まないのだろう。

 

 

ベビーシッターが少ない理由

 

これは私の考察だが、
まず、1対1である以上、金額的には少し
高くなると思う。

 

私は、住むとこ、食べるところは
提供してもらっていて、
給料は週に約2万

 

家族は会社(私がこの仕事を
する際に通した会社)の方にも
お金を支払っているようだ。

 

これで4カ月の子供と
3歳の子供を見ている。

 

あと、7カ月の犬も。

 

中には4人兄弟の世話をしている
同業者もいるが、値段は変わらず。

 

この仕事自体が、特殊だからかもしれないが、
そう考えたら、子どもが多い家庭にとって
総合的に高過ぎではないかもしれない。

 

そして、もう一つの理由は
需要が少なすぎる。

 

だれもが幼稚園・保育園を
求めている。

 

ベビーシッターの需要が低いと
値段もあがって、さらにこのまま需要が
無くなるのか?

 

あとは、保育士、幼稚園免許のほかに
ベビーシッター用の免許があるのも
ご存じだろうか。

 

保育士の勉強していて、
実習に行ったときに、合わないと思い
退学して、ベビーシッターの
試験の勉強している友達がいた。

 

保育士免許だけじゃベビーシッターに
なれないみたいだ。

 

この現象を打破する何かが
必要なんじゃないかと思う。

 

 

最後に

 

文句を言うのも、時には必要だが、政府も
保育士も、親も、精いっぱい頑張っているように見える。

 

きつくて無理な道を進むのでなく、
他の道を探したらいいのにと
思ってしまう。

 

保育園や待機児童のことを今すぐ
何とかしろなんて、無茶なことは
皆分かるはずだ。

 

急いで、張りぼてのように
解決されたとしても、根本から
変えなければまた後々色々な問題が
出てくるだろう。

 

私のベビーシッター普及案、
待機児童の子どもや
働きたい親の手助けに
ならないだろうか?

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3 件のコメント

  • 実際の保育士のchanさんの目から見た日米比較は説得力があるよ。少し長いけど、すごく奥が深いし納得させられる。ぜひ読んでみてください。日本も女性進出の過渡期にさしかかり、どんなに保育園を作っても足りない。それが待機児童という形で表面化したんですね。ふむふむ。一般的な物の値段は需要と供給で決まりますね。本来なら保育料や保育士の給料が急上昇すべきところを政策的に抑えているのだから、市場がゆがむのは当然でしょう。このゆがみが待機児童問題ばかりではなく、質の低下、事故の増加、保育士どうしのいじめなど様々な問題を引き起こしているんですね。このゆがみを政策的に是正しようと思えば、1000兆ともいわれる日本の借金はさらに増える。米国ではこの問題をサービスの多様化で解決しているのでしょう。オペアもその一つなんですね。日本ではベビーシッターというのはあまり聞かないですね。使用人と非使用人という感覚でとらえているからなのか、ご近所からなんていいわれるのか心配なんて声も聴きます。ここがアメリカと日本の決定的な差だと思います。自分の価値観を人に押し付けるのではなく、自分は自分、でも人の価値観も認める。こういう価値観をお互いに認めてあげられる社会にならないと、ベビーシッターの問題ばかりではなく、いじめの問題もなくならない。女性の社会進出は、物理的な変化だけではなく、価値観の多様性の受け入れという考え方の変化も伴わなければ成り立たないですね。大変参考になりました。

    • コメントありがとうございます。本当に、なさんの言われた通りだと思います。周りの目が気になる、後ろ指さされてるかもしれない、ここではもう暮らせない。
      周りのことを気にしすぎるがために起きる問題は数多いですよね。私も、自分は自分だ、と思いながらも、どこかで周りの目を気にしすぎてしまうところがあると思います。
      しかし、周りのことを気にして考えているからこそ、対応が素晴らしい国として、海外の人から評価されたりします。日本のいいところに多少なりともつながっているのではと思うと複雑な気持ちです。
      なぜこんな風習の国になってしまったのでしょうか。個々が本当に心からお互いを認めることができたら、自分の行動に自信を持てて、周りなんて気にしなくなるんじゃないか、と
      甘い考えでしょうが、思ったりしています。
      いいとこを残して悪いところを改善する。少しずつでも、人が支えあえるいい国になってほしいと願わずにはいられません。

  • 周りのことを気にして考えるからこそ、対応がすばらしい国として評価されるという考え方は、もっともですね。いままでそこまでは気が付きませんでした。アメリカの家庭に住むと、色々なことが多面的に見えてくるのですね。な

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    オペアでアメリカのメリーランド州にいます! よくいくところはワシントンDCです♪ここでは、私の好きなことや、疑問に思ったこと、体験談をあげさせていただきたいと思います。 まだしばらくアメリカにいるので、オペアの事やアメリカの事で何か質問がある方はお気軽にどうぞ(*'▽')